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ヒロとやんばるの空と海
-戦後独立国だった頃の明るいOKINAWA-
ヒロじまんの帽子のいきさつ
沖縄の夏は長くつづきしかも暑い。日中に帽子無しだと、ブチクン(卒倒)するほどきょうれつで、学校の先生も帽子をかぶらないとノウマクエン(脳膜炎)という恐ろしい病気になる、と教えています。学校に行くのでも、遊びでも帽子は欠かせません。それで帽子が子供たちのじまんの種です。
沖縄の夏は長くつづきしかも暑い。日中に帽子無しだと、ブチクン(卒倒)するほどきょうれつで、学校の先生も帽子をかぶらないとノウマクエン(脳膜炎)という恐ろしい病気になる、と教えています。学校に行くのでも、遊びでも帽子は欠かせません。それで帽子が子供たちのじまんの種です。
続きを読む: 【第2話】魚とり変じて(2)春の海はまねくよ
春のある日のことです。ヒロはヒロの友だちのマサオ、それにヒロのニイニイ(兄)の同級生でヒロの家のとなりのヨシカズさんの四人で、魚取りに行くことになりました。
その日の海は風もなく静かです。波打ち際に寄せる波はなく、海上の波もほんのちょっとゆれているだけで、きらきら太陽の光がかがやき、おだやかにないでいます。

沖の島が点々と連なって、白っぽい空の下の青い海に浮かんでいます。こういう日はめったにありません。海が「こっちへおいで」とよびかけているようです。何かうきうきして、今日はうれしいことが起こりそうな気がします。
海を見ていた四人のだれからいうともなく、「今日は草かりや畑の仕事はやめて舟で沖へと魚取りにいこう。晩ご飯のおかずはおいしい魚にしよう」ということになったわけです。波うちぎわで、砂に舟底をこするようにして浮かんでいるサバニ(沖縄の細長いくり舟)のイカリを上げます。
サバニを繰り出すのは、小六になったばかりのヒロのニイニイと隣のヨシカズさん。小二年のヒロとマサオは、二人のお供です。四人の小学生グループの出で立ちはというと、二人の六年生は頭に手ぬぐいを巻いて斜めに結わえ、いっぱしの漁師(りょうし)の気分です。あとの二年生は、小学生用の学生帽です。
その日の海は風もなく静かです。波打ち際に寄せる波はなく、海上の波もほんのちょっとゆれているだけで、きらきら太陽の光がかがやき、おだやかにないでいます。

悪名高い漁港ができる前の広い砂浜と島々(奥に古宇利島)
沖の島が点々と連なって、白っぽい空の下の青い海に浮かんでいます。こういう日はめったにありません。海が「こっちへおいで」とよびかけているようです。何かうきうきして、今日はうれしいことが起こりそうな気がします。
海を見ていた四人のだれからいうともなく、「今日は草かりや畑の仕事はやめて舟で沖へと魚取りにいこう。晩ご飯のおかずはおいしい魚にしよう」ということになったわけです。波うちぎわで、砂に舟底をこするようにして浮かんでいるサバニ(沖縄の細長いくり舟)のイカリを上げます。
サバニを繰り出すのは、小六になったばかりのヒロのニイニイと隣のヨシカズさん。小二年のヒロとマサオは、二人のお供です。四人の小学生グループの出で立ちはというと、二人の六年生は頭に手ぬぐいを巻いて斜めに結わえ、いっぱしの漁師(りょうし)の気分です。あとの二年生は、小学生用の学生帽です。
◇運天原の集落は子供がいっぱい◇
酒を飲み始めたお父は、いつでもなかなか動こうとはしません。ユキがさかんにお父の手を引っ張っているのですが、「分かっている」と返事はするが、座ったままで首を前に垂れており、どうやら眠っているようです。
酒を飲み始めたお父は、いつでもなかなか動こうとはしません。ユキがさかんにお父の手を引っ張っているのですが、「分かっている」と返事はするが、座ったままで首を前に垂れており、どうやら眠っているようです。
続きを読む: 【第1話】(8)そろってまたもごちそうの巻
屋号については、左利き(ピジャイ屋)、眼病の手術あと(ミッチリ屋)などの体の欠点も屋号になり、多分に愛称的な面もありました。
続きを読む: 【第1話】(7)揃ってごちそうをの巻
今日の向かう先は、まずお父のお父、つまりおじいの家なのです。そこはヒロたちの住んでいるスムディの字の反対側、西の方角に幾つも山を越えてガブという字のメーガチという字にあります。
続きを読む: 【第1話】(6)我部ぬ平松に